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人生を語る豊かな言葉たち

〜50歳から輝くステージ演劇WS

· 報告,演劇,ワークショップ

「50歳から輝くステージ!~演劇ワークショップ」は、参加者の皆さんとの新しい出会いも、毎回大きな楽しみになっています。また、ワークショップの中で、参加者の皆さんからぼろっとこぼれる”人生の金言”も味わい深いです。それらはじんわりと、心の栄養になっていっているように思います。

ワークショップ日和の快晴の中、若林会場も始まりました。

まずは、お互いの名前を呼び合うシアターゲームなどでウォーミングアップ。

ゲームの最中、講師の西海石みかささんが皆さんに、”新年または最近新しく始めたこと”を伺います。

「30年ぶりにコーラスを始めた」

「ブログを開設したいと思って、講座に参加した」

「久しぶりに小学校の同級生(異性)と2人きりで飲んだ」

「オカリナを始めた」

「ホットヨガを始めた」

皆さん、アクティブ!!

そして、創作のゲームです。

「よく晴れたある日、公園にボールが落ちていました」

という一文に続く物語を、チームごとに即興的に創っていきます。

どのチームからも笑い声が溢れ、全部のチームの内容を耳をそばだてて聴きたいようです。

最後に、各チームの結末だけを聞いていきます。

「ボールがパーンと割れて、中から去年引っ越しちゃった仲良しのみかちゃんが現れた」

「月に行って、宇宙人と一緒にディナーを楽しんだ」

「特許があるままだと広まらないので、特許をなくしたら、ボール体操が全世界に広まった」

結末までの途中の展開が、非常に気になります(笑)。

「皆さんもう劇作家ですよ。台本って意外と書けるんですよ」と講師の大河原準介さん。

リラックスしたワークショップの雰囲気も相まって、皆さん自由な発想がどんどん湧き出てきたようでした。

次に、創った物語から自分が印象に残ったシーンを、1人1人身体で表現し、各人の動きを組み合わせ、パフォーマンスを創ります。

みかささんから、観る側は、”積極的に観る”ことが重要で、演じる側は、”自分の行うことを信じて、見る人のイマジネーションに委ねる”ことが重要と、演者と観客の関係性についての指摘もありました。

約1時間半、たっぷり頭と身体を動かしたあとは、ティータイム。

おしゃべりしながら、今回参加したきっかけを皆さんに伺うと、

”新しいことにチャレンジしたい””新しい仲間がほしい”

といったご意見が多くありました。

”新しいことに挑戦したい”の理由について、ある方は、

「30、40代の頃の”挑戦したい”とは違う。残り時間が少なくなってきたというのは、悲観することでもなくて人間当たり前のこと。余裕がまだまだあるというのとはまた違う、いい意味での焦りがある」と話してくれました。

「何でもやってみたい。やらないよりは、何かやってそこから得られるものを感じたい」と話してくれた方もいました。

また、ある方はこんなふうにおっしゃいました。

「今まで自分の人生なのに、人生を舞台の袖から見ていたような感覚がずっとあった。もうそういうの嫌だなと思って。60代になったので、自分だけの真実で生きればいいんだなと思ったの」

これはぐっと染み入る言葉でした。沁みるということは、自分も人生の舞台の袖にいるのでしょうか。

一度しかない人生、自分の舞台の真ん中にしっかりと立っていたいもの。

ワークショップ参加者の皆さんが語る豊かな言葉たちを受けて、自分の日常を見る視点が、少し広がりつつあります。

(書き手 大河原芙由子)

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